2016 上半期ベスト 20


昨年12月(中旬)以降にリリースされたアルバムから20枚。コンピやミックスは除外。



20. Andy Stott - Too Many Voices

ボーカルを招いたことがここまで飛躍したことの一端にあると思うんだけど、本作は特に声の使用が多くそれはタイトルにも表れている。次作は一体どうなるのだろう?「New Romantic」がとにかく良い。
「Butterflies」

19. Airport - Lorde Playlist

ネット時代のアンダーグラウンドミュージックにしても悪趣味。カセットとJカードの可愛らしさも相まってサイコパスっぽさが漂ってる。
「Paean To Chi's Awakening」

18. Yves De Mey - Drawn with Shadow Pens

全身が痙攣を起こしてしまったかのような電子音。以前よりもさらにダンスからエクスペリメンタルな方向に踏み込んだ感じ。
「Adamance」

17. Craow - Craow

インダストリアルとダークウェイブ。
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16. Toresch - Essen Für Alle

現代によみがえったシンセウェイブ。
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15. REKchampa - Dream Sequence

スモーキーかつ爽やかさもあるディープハウス。
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14. Byron the Aquarius - Shroomz, Thots & Grooves Classics V1

今年 Sound Signature と Wild Oats から立て続けにEPをリリースと絶好調。本作はメロウなディープハウスのEP諸作と違い、ゲストを招いてのヒップホップ色強めのアルバム。
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13. Low Jack - Lighthouse Stories

ジューク、インダストリアル、ノイズ、テクノのごった煮。
「Six In The Morning」

12. Healing Force Project - Perihelion Transit

ジャズ×エレクトロニックでお馴染みのアーティストによる2ndアルバム。EPと違ってスピリチュアルな傾向が強い。
「Full Phontal」

11. Katsunori Sawa - Secret of Silence

インダストリアルとトライバルが同居するハードなテクノ。ジャケットのデザインも質感も好みで非の打ちどころなし。
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10. Peder Mannerfelt - Controlling Body

声ネタを多く使用した、全体的に陰鬱な空気をまとったエクスペリメンタルミュージック。久しぶりにジャケ買いしたやつ。
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9. ANOHNI - Hopelessness

OPN も Hudson Mohawke もそんなに好きじゃないし、もっと言えばアントニーも最近パッとしないなと思ってたけど良かった。ディストピア感出てる。
「Drone Bomb Me」

8. Al Dobson Jr - Rye Lane Volume II & III

どのトラックもクオリティの高い、ほどよいアフロ、トライバルなビートダウン。ジャケットの鮮やかな青がとても良い。
「Church Cafe」

7. Basic Rhythm - Raw Trax

昨年の Imaginary Forces 名義のアルバムとは対照的に隙間の目立つ作品。彼自身のルーツを投影しているのかな。
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6. Trux - Trux

霧に包まれたかのような視界不良なアンビエント。遠くから聞こえてくるディープハウスやジャングルにはっとする。
「Ada」

5. Maoupa Mazzocchetti - Laugh Tool

今回ベストを選ぶにあたってはアートワークの好き嫌いも重要でこれは嫌いなんだけど、音とよく合ってて段々格好よく見えて…こないんだよなあ。インダストリアル、ノイズ、EBM。
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4. Tongues Of Light - Channelled Messages At The End Of History

Demdike Stare と Andy Votel のレーベルから。ダークでオカルト趣味に溢れた悪夢のようなアンビエント。アートワークはもちろん Andy Votel 。
「Awakening」

3. Kyle Hall - From Joy

本作でデトロイトの新世代としての地位を盤石なものにしたのでは。Byron the Aquarius のEPもだが、しばらく Wild Oats からリリースされる作品のアートワークは James Grady にやってもらいたいな。
「Damn! I'm Feelin Real Close」

2. Robert Aiki Aubrey Lowe - Cognition / Observation

シンプルでドープ。原始的な世界を思わせると同時に宇宙ともリンク。
「Cognition (Forbes)」

1. Omar S - The Best

ジャケットがちょいダサなのはいつものこと。しかし彼がベストと言ったのならベストなのだ。
「Seen Was Set」


◆おわりに
全体的に暗い仕上がりになってしまったかも。コンピ/ミックスのベストは『Moodymann - DJ-Kicks』だけど他にも『Motor City Drum Ensemble - Selector 001』と『DJ David Coquelin - 100% PRROMO!』も入れたかった。
飽きっぽいからどうなるか分かんないけど、今後ここはベスト置き場になるかもしれない。

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