Deadbeat - Eight


現代のミニマルダブ、ダブテクノを牽引していると言っても過言ではない Deadbeat のニューアルバム。自身のレーベル BLKRTZ よりリリースです。なかなかインパクトのあるアートワークですが、通算8枚目となるアルバムらしく、収録曲数も8曲でまとめられています。
また今作では、 Cobblestone Jazz の Mathew Jonson, Danuel Tate に Monolake の Robert Henke らが参加しているので、その辺も聞きどころ。

前作『Drawn And Quartered』は、肉を削ぎ落としまくったアルバムでしたが、本作は前々作の『Root And Wire』に少し回帰したかのような骨太さがあります。「The Elephant In The Pool」から始まる冒頭の数曲はミニマルであったり抑圧されたテクノトラックですが、ダブサウンドの印象的な「Punta de Chorros」を皮切りに「My Rotten Roots」や「Horns of Jericho」といった低音でうごめくダブと地響きのするようなパーカッションのリズムは、血沸き肉躍るトラックです。まさに質実剛健を体現したアルバムではないでしょうか。

Deadbeat - Eight

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