Ulrich Troyer - Songs For William 2


オーストリアのちょっと変な人 Ulrich Troyer のニューアルバムが自身の主宰する 4bit Productions よりリリースされました。自身の機材にウィリアムと名前を付け、その彼のための音楽だそうで、タイトルに 2 とあるように同コンセプト、同デザインで2年前にパート1をリリースしています。しかも前作同様自筆のコミック付きという手の入れ様。確かトリロジーとか言ってような記憶があるので、数年後にもう1作出るんでしょう。

2年前といえばダブステップからのポストダブステップな流れが活況の時代で、しかも前作は Mala の主宰する Deep Medi からのリリースだったこともあり、ポストダブステップな括りで宣伝・リリースされてましたが、ダブステップではなくダブです。レゲエの方の。しかし機材愛を押し出した作品だけあり、そこかしこで何かしらのノイズが鳴っており非常に楽しめる作品になっています。
ラストトラックの「Landscapes」が12分ほどの長尺ものなんですが、それまでの曲とは全然違ったダブテクノとなっています。視界不良になりそうな薄めのノイズのカーテンが、ちょっとした驚きも相まってとても素敵です。
前作も大好きでよく聞いていたんですが、今回もほとんど変わってなくて拍子抜けしたというか安心したというか。電子音なのに温もりを感じることのできる稀有なアルバムです。

ちなみに彼は、野菜を楽器に加工して演奏する Vegetable Orchestra のメンバーでもあり、どうやら今も活動しているようなので是非一度見てみたいものです。

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