Yko - Tao


謎多き国内レーベル Ako Records からリリースされた1枚。昨今のレコードブームと、その手軽さからリリース量の増えているカセットテープ等と比べるとアナログ感も目新しさも無いCDですが、本作は丁寧に紙で包み、紐で結ぶという手の込んだパッケージでリリースされました。Bandcamp で買ったので一応手元に音源はあるのですが、開けたら元に戻せなそうでCDは未開封のままというヘタレぶり。

そもそも Yko って何者だろう?早速 Discogs 先生に聞いてみるとドイツの Yves Jates というグラフィックデザイナーに行き着いた。確かに Voices From The Lake やら Sendai と仕事をしているようなのであり得る。そもそも本作のマスタリングは VFTL の Neel によるものだし、CDの発送元もドイツだった。うーん、どうだろう?
じゃあ Ako Records って何だろう?各種サイトはあるけど、このアルバムの情報しかない。しかも拠点が播磨国?レーベルサイトには浅野内匠頭の名前に、本作のライナーには大石内蔵助の名前もあった。おいおい忠臣蔵かよ…って Ako は赤穂藩のことか!そうか!これはきっと来週公開の超大作ハリウッド映画『47RONIN』の巧妙なステマに違いない!おのれキアヌ、味な真似を!おのおの方、討ち入りでござる!

はい。アルバムの中身ですが、今年のアンビエント/ドローン系では、先日リリースされた The Stranger のやつが抜群に良いな!と思っていたんですが、それに並ぶくらいにディープな世界が展開されていています。こちらの方がシンプルですけどね。
特に2曲目の、深い森を抜けた先は怪しげなお寺だったと言わんばかりの念仏アンビエント「Cyrus」がヤバい。先日の Svreca のミックスでも使われてましたが、とにかくこの曲を聞くためにアルバム買ったくらいにヤバいです。CDは150枚限定らしいので、興味のある方はお早めにどうぞ。どうでもいい話が長すぎて、肝心の紹介が適当ですまぬ。

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