Mohammad - Zo Rèl Do


ギリシャ出身のコントラバス、チェロ、オシレーターによる室内楽トリオのニューアルバム。オシレーターとは発振器の事だそう。どうやら本作を第1作目とした3部作になるようです。今のところレーベルサイト以外で売っているのを見かけないんですが、その内流通しだすのかな?

祭囃子の笛のような音と共に、どこからともなく人々の話し声が聞こえてくるフィールドレコーディングによるトラックで始まりますが、不意に後頭部を鈍器で殴られたかのような音色によって地中に引きずり込まれます。コントラバスにチェロと、見るからに重たい楽器によって奏でられる彼らの音楽は、クラシカルで極めて鈍重なドローン。なかなかに息苦しいのですが、彼らの演奏は想像以上に動きがあってエモーショナル。ただし重い。最後は再びフィールドレコーディング?なトラックなのか、そこかしこでコオロギが鳴いている夕暮れの原っぱな感じ。祭りのあと、でしょうか。
音量を最大まであげたヘッドホンを首や肩に当てたらコリがほぐれそう。

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