Shackleton - Music For The Quiet Hour / The Drawbar Organ EPs

Shackleton - Music For The Quiet Hour / The Drawbar Organ EPs

呪術的なベースミュージックで他の追随を許さない Shackleton のニューアルバム。
『Music For The Quiet Hour』と『The Drawbar Organ EPs』の2部構成です。

『Music For~』は期待通りの Shackleton 節。タイトル通りに五つに分けられた約1時間のトラックが、途切れることなく繋げられています。静かな立ち上がりから得意の呪術的パーカッションと気味の悪いヴォイスサンプリングがなだれ込んできますが、ダンスミュージックというよりは実験音楽といった様相を呈しています。
『The Drawbar~』は割と輪郭がハッキリとしていて、タイトルにもあるように電子オルガンの音が印象的。『Music For~』よりもトライバル色も強いんですが無国籍感も凄いです。灰汁の強いダンスミュージック。

思いついたままに曲を作っているかのような理解しがたい世界が広がっていますが、二つとも割とタイトル通りのコンセプトが守られていて流石だな、と。
ていうかまあ、そういうのはどうでもいいくらい魅力的なアルバムなんです。


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