Petre Inspirescu - Gradina Onirica


ルーマニアというと、ここ最近はあまり良くないニュースが立て続けに流れてきているわけですが、ことミニマルミュージックにおいては素敵なアルバムが海を越えてやってきました。
[a:rpia:r] を主宰する Petre Inspirescu の2ndアルバムです。昨年末のリリースですが、国内流通は今年に入ってから。700枚限定ということであっという間に売切れてしまいました。

アナログ三枚組で90分とヴォリュームがありますが、どの曲も小気味の良いリズムに合わせてギターやバイオリン、ピアノといった楽器の音が鳴り、その上を電子音が浮遊するようなトラックばかり。びっくりするほどに展開が少なく淡々としています。それが彼の持ち味でもあるんですが、前作『Intr-o Seara Organica...』の方がまだダンスミュージックだな、という印象です。
「Napadit De Mistic」や「Pachiuli Rose」は割と輪郭のはっきりとしたトラックですが、やはり「Doar Unul」や「Kisses In Plic」、「Ipsilante Purces」のような、ゆらゆらと雰囲気を作り上げ、焦らしに焦らしてふっと曲の中盤あたりで楽器を差し込んでくるようなトラックがたまらなく気持ちの良い瞬間です。

0 コメント:

コメントを投稿