2014 上半期ベスト 20


2014年の上半期ベストというかお気に入り20枚。去年の年間ベストを12月の頭に書いていたので、昨年末リリースの物も含まれています。
タイトルに Youtube なり Soundcloud のリンクを貼ってますのでご利用ください。



20. BUCK-TICK - 或いはアナーキー

最近よく聞いてるせいか正しい判断が出来そうにないからここで。
シンセサウンドとバンドサウンドのメリハリ利いてる。このアートワークで、シンセで始まる歌謡曲とかラテンテイストの曲が何曲もあるっていうね。楽しそう。


19. Ben Frost - A U R O R A

これはまるでワンオートリックス・ポイント・ネヴァーとモグワイが激突して散らした火花のような圧巻の極北ノイズですね。


18. Ensemble Economique - Light That Comes, Light That Goes

クラシカルでオカルトじみたダークアンビエント。映画のサウンドトラックのよう。7月に新譜が出るようで楽しみ。


17. Yong Yong - Greatest It's

ポルトガル産、ヘロヘロのエクスペリメンタルミュージック。何が良いのか説明できないんだけどよく聞いてる。


16. Untold - Black Light Spiral

吹き荒れるポスト・ダブステップの嵐をやり過ごした男が、インダストリアルの風に乗って全てを破壊しにやってきた!


15. Seekersinternational - Rootprinciple

二年ぶりとなる2ndアルバムがカセットで登場。前作よりもさらにずぶずぶに深化したダブ。彼は一体どこまで潜り続けるのか。


14. 6th Borough Project - Borough 2 Borough

ノルウェーのテリエさんも良いけど、The Revenge と Craig Smith によるこのユニットもソウルフルでファンキーで良いと思うんです!ただアートワークがなあ…。


13. Millie & Andrea - Drop The Vowels / Hate - Bad History

セコいんですが合わせ技一本的な感じで。
Hate は Millie & Andrea の二人に加え、G.H. こと Gary Howell も加わった Moden Love オールスターなユニット。ライブでのセッションという性質もあるけれど、よりノイジーでよりハードなジャングル。


12. David Rodigan ‎- Masterpiece

Ministry Of Sound のミックスシリーズ Masterpiece。CDはロック、ファンク、レゲエな3枚組だけれど、購入したのは、ほとんどがクラシックなレゲエやスカばかりの7インチ6枚組。


11. Verrina & Ventura ‎- La Terra Trema

ルーマニア系ミニマル。日本人女性によるポエトリーリーディングについ意識が向いてしまうが、モコモコとした低音ミニマルグルーヴと乾いた楽器の音がよく合う。ただ90分あるからね。ちと長い。


10. Jar Moff - Financial Glam

グゴゴゴゴ…ギョーン…


9. Eric Holm - Andøya

凄まじいリバーブ。音楽と言うか音。Emptyset や Roly Porter もリリースする Subtext からのリリースとあれば納得。ノルウェーのとある島の電柱にマイクを設置してレコーディングしたというなかなかの変態。


8. Joey Anderson - After Forever

腰を据えて聴かないとさらっと聞き流してしまいそうになるプリミティブな…テクノ?ハウス?
Actress なんかに似たインテリっぽさと雑食性を感じる。


7. NHK'Koyxen - Dance Classics Vol.III

テクノ!


6. Leyland Kirby Presents V/Vm - The Death of Rave (A Partial Flashback)

かつて200曲以上のトラックを収録した同名作品から8曲を抜粋してリリース。レイブの残骸から構築した亡霊のようなアンビエント。


5. Kyoka - Is (Is Superpowered)

聞いてて楽しい電子音楽。そしてかわいい。


4. Sendai - A Smaller Divide

ノイズ飛び交うエクスペリメンタル・テクノの一つの完成形。アーティスティックでありながら、あわよくばテクノとして踊らせることも出来るかもしれない。


3. Further Reductions - Woodwork

太くゆったりとしたビートが揺れる、ハウスのようでダブテクノのようでもありながらポップさもある何か。


2. Max Graef ‎- Rivers Of The Red Planet

ヒップホップにハウスにジャズ。19歳とは思えない豊かなバリエーションと艶やかさを備えたアルバム。
Max Graef…恐ろしい子!


1. Francis Harris ‎– Minutes Of Sleep

白昼夢の中を彷徨っているかのようなディープなハウス。時折聞こえるピアノやチェロもまた物憂げなイメージを引き立てている。ずっと聴いていられそうだけど、聞いていると泣きたくなってくる。


◆おわりに
今は聴いていて「これはなんだろう?」となるような音に惹かれています。
今年はあまり良いのないなー、なんて思ってましたけど4月以降にバタバタと良いのが来た感じ。下半期もこの調子で良い音楽を見つけられたらなと思います。

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