Ensemble Economique - Light That Comes, Light That Goes


アメリカはカリフォルニアのアーティスト Brian Pyle によるアンビエントプロジェクト Ensemble Economique が、2013年末に2枚同時にリリースした作品の内の一つ。もう片方は聞いてません。

本作にて初めて彼の音楽に触れたのですが、Demdike Stare や The Haxan Cloak の初期作品からドゥーム、インダストリアル感を抜き、その代わりにストリングスをふんだんに使用することで、クラシカルでエレガントさを纏った荘厳なダークアンビエントが繰り広げられています。各トラック間にはフィールドレコーディングによる波の音が収録されていて、それによってよりドラマチックであり統一感がもたらされているように思います。フランス語と思われる女性のポエトリーリーディングがサンプリングされている曲を聞いていると、映画のサウンドトラックというよりも、まるで映画自体を見ているような錯覚も。
ラストのトラックでは、一際シューゲイズ色の濃い、さながら本作のエンディングテーマのようなトラックによって、思いの外後味の良い幕引きがされています。

Ensemble Economique - Light That Comes, Light That Goes

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