2015 上半期ベスト 20


2015年の上半期ベスト20。年内リリースのアルバムから選びました。



20. Dubit - Fragmenti

鋭利な刃物のようなエクスペリメンタルなテクノ、アンビエント。リスニング向けのアーティスティックな仕上がり。
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19. ISKELETOR - ISKELETOR

トルコのアーティストによるアルバム。ノイジーなグライム。30分足らずなのでさくっと聴けて良し。
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18. Sherwood & Pinch - Late Night Endless

我が道を行く、ひたすらに強固なダブとベース。最初は物足りなく思えたけど、時間も場所も選ばず結構な頻度で聴いた。
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17. Actress - DJ-Kicks

Actress 初のミックスCD。こういう選曲でオフィシャルなミックスCDとなると展開だとか繋ぎなんて二の次かな、と思ったらそうでもない。どの曲から聞き始めても楽しめる。
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16. Keita Sano - Holding New Cards

岡山を拠点に活動するアーティスト。ジャングルやノイズ交じりのハウスミュージック。アシッド感もあり単純に聞いていて楽しめる。
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15. Suburbs - Din Suflet

ルーマニア産。洗練されたミニマルハウス。Suburbs(郊外)という名前も手伝ってか、ゆったりとした時間の流れと温もりがある。
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14. Senyawa - Menjadi

インドネシアのバンドによる3rdアルバム。本作の直前にリリースされた Charles Cohen によるリミックスシングルも良かったけど、これは何と言うか本物感が凄い。熱量に圧倒される。
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13. Olymphia - Music For A Dance Performance

終始ヒリヒリとした緊張感の張り詰めるインダストリアルなアンビエント。
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12. Prurient - Frozen Niagara Falls

嵐を呼ぶ男。
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11. Perfume Advert - +200 Gamma

うねるグルーヴとシンセ。シンプルで奇を衒っていないディープハウス。
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10. Xth Réflexion - /\\05, /\\06

リリース時期の違うカセット2本だけど、曲名に通し番号が振ってあったので。ひたすらにループし続けるエクスペリメンタルなテクノ。かつての Demdike Stare から、ゴシックやホラーといった装飾を省いたような音に聞こえる瞬間がある。
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9. Uffe - Radio Days

リラックスなムードに浸れる洒落たハウス。
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8. DJ Sotofett - Drippin For A Tripp (Tripp-A-Dubb-Mix)

多くのアーティストとコラボした結果、ノスタルジーなハウス、宇宙、アフリカと節操のない素晴らしいアルバムに仕上がった。画像じゃ分からないけど、アートワーク中央の『DJ Sotofett』の部分が金の箔押しなのも品が無くて良い。
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7. British Murder Boys - British Murder Boys

Regis と Surgeon による説明不要のユニットの足跡。
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6. John Wiese - Deviate From Balance

このアルバムの全てを語ることは当然できない。膨大なノイズの海にただ身を任せるしかない。
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5. Charles Cohen - Brother I Prove You Wrong

一昨年リリースされた彼の過去作をまとめた3部作はもちろん素晴らしかったのだけど、まさかの1988年以来となる新作。この表現力たるや!
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4. Killawatt - émigré

インダストリアル、テクノを吸収したエクスペリメンタルなベースミュージック。
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3. M. Zalla - Problemi D'Oggi

オリジナルが1973年リリースのリイシュー盤。プリミティブな電子音によるグルーヴにぞくぞくする。「L'Ultima Raffica」というトラックを聴いてると、ウルトラマンの劇中で異星人の円盤が侵略してくるシーンが目に浮かぶ。
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2. Eugene Ward - Paint En Pointe

コンテンポラリーダンス公演の為の音楽という芯があるからか、本当に一曲一曲の表情が違っているのにまとまりが感じられてとても素晴らしい。アートワークも最高。
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1. Vakula - A Voyage To Arcturus

ウクライナのディープハウサーによるアルバムだが、普通のディープハウスではない。本人曰く「サウンドトラックのようなもの」だそう。宇宙や精神世界を旅するような、多様性に満ちた才能溢れる作品。
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◆おわりに
レコード高くてきついです。併せてカセットテープの活況もあり、ついそちらへ流れてしまいます。OAKE 入れたかったんですけど、年内リリースで良いものたくさんあったので入れませんでした。聞き込めていないものもあると思うので順位は参考までに。下半期もこの調子で良い音楽を見つけられたらなと思います!

コメント

  1. すいません、なんかツイッターでシェアできないです。

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    1. 確認しましたところブラウザがInternet Explolerの際に「このページは存在しません。」という画面がでました。
      これですかね?
      ご迷惑おかけしました。修正させていただきます。

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